2006-08-20
§ **[sts115] Readiness review clears Atlantis pending final issues(SpaceFlightNow)
STS-115の打ち上げ時間が決定、Flight Rediness Reviewもパスしたようです。打ち上げは、アメリカ東部標準時8月27日16時30分、日本時間翌28日午前5時30分の予定。前回、前々回のミッションは「Return to Flight」ということで、コロンビア事故以後のテストフライトという位置づけでしたが、今回からは本格的に国際宇宙ステーションの建設が再開されます。
前回も問題になっていた外部燃料タンクのice-frost rampについては、ステータスは前回と同じく"probable/catastrophic"ですが、打ち上げを行うとのこと。これは前回と同じく、問題があればISSヘ避難するというオプションがあるからOKということでしょうか。
また、カーゴベイのすぐ前に取り付けられているKUバンドのアンテナを固定するボルトの長さが足りず、打ち上げの振動で外れてしまうのではないか、という懸念がここにきて浮上していましたが、こちらも問題なしと判断されたようです。実はこれは、アトランティスの建造時からそのままになっていたもので、この危険性が指摘されたのは今回が始めてとのこと(今更?という感じもしますねえ)。シャトルが発射台に置かれたままでは交換することが難しく、今回はこのまま打ち上げて、次回交換を行うようです。
前回の着陸時に問題になっていたAPU(Auxiliary Power Unit)の燃料リークについては、現在調査を続行中。どうやらまだどこから漏れたのか分かっていないようです。ただ、機体にはバックアップ用に複数のAPUが用意されていること、前回の故障がSTS-121で使われたAPUに固有の問題と考えら得ることなどから、問題なしと判断されたようです。~
ref. NASA working on Discovery's problems~
ref. APUとは(Garbage Collection)