2009-03-28
§ [sts119] STS-119 Discovery Mission Timeline : Flight Day 14
さて、今日はSTS-119の帰還です。STSのクルーは昨日今日と帰還に向けての準備やチェック作業を順調に進めています。
主な予定は以下の通り(日本時間)。~
28日 18:14 クルー起床~
28日 21:34 軌道離脱タイムライン開始~
着陸の予定については、後述します。
一方ISSでは、昨日打ち上げられたソユーズのドッキングが行われます。乗っているのは ISSの交代要員であるGennady Padalka, Michael Barratt、そして短期滞在者であるCharles Simonyiさんの3人。Charles SimonyiさんはWordとExcelの開発者として有名な方ですね。なんと彼は2度目のISS滞在。いいなあ。
大まかな予定はこんな感じです(日本時間)。~
28日 22:15 ドッキング~
29日 01:11 ハッチオープン
§ [sts119] STS-119 Discovery Mission Timeline : Landing
というわけで、日本時間の今日28日から29日にかけての深夜、いよいよSTS-114が14日間のミッションを終え地球へと帰還します。今日のチャンスは2回、初日ということで今日の候補地はケネディ宇宙センターだけです。現在のところ、天候はおおむね良好。
大まかな予定は以下の通りです(日本時間)。~
【1st attempt to KSC on rev201】NO GO !~
29日 01:13 軌道離脱噴射Go/No Go判断~
29日 01:33:44 軌道離脱噴射開始~
29日 02:39:42 KSC着陸
【2nd attempt to KSC on rev202】~
つ軌道離脱噴射Go/No Go判断~
29日 3:08:44 軌道離脱噴射開始~
29日 4:13:59 KSC着陸
§ 1:07
軌道離脱噴射のGo/No Go判断まで後約5分。どうやらケネディ宇宙センター上空に雲があるようです。コントロールルームでは着陸時の天候についての検討が続けられているとのこと。
§ 1:15 NO GO !
着陸予定時間にKSC上空が雲に覆われていること、また、横風が規定より若干高くなることが予想されていることから、1回目の着陸は見送られることになりました。
次のGo/No Go 判断は日本時間2:48の予定です。
§ 2:42
2回目の軌道離脱噴射のGo/No Go判断まであと5分。現在のところ天候をのぞき、すべてのステータスがGoとなっています。どうやら、天候も前回よりも若干回復しているようです。
§ 2:57 Go for deorbit burn!
軌道離脱に向けてGoが出ました。着陸予定時間は日本時間4:13:59です。
§ 3:03 APU Start
油圧装置を駆動する3機ある補助動力装置(APU)のうち1機のスイッチが入れられました。残りの2機は軌道離脱噴射の後に起動されます。
§ 3:09 Deorbit burn ignition
軌道離脱噴射が開始されました。約3分間の噴射の後、STS-119は地球周回軌道を離れケネディ宇宙センターへと向かいます。
§ 3:11 Deorbit burn complete
"Good burn!" 軌道離脱噴射終了。GoogleSatTrack のSTS-119追跡はここまでです。
§ 3:26
着陸に必要のない姿勢制御システム(RCS)の燃料が廃棄されました。
§ 3:29
残り2機の補助動力装置(APU)が起動されました。
§ 3:42 Entry Interface
再突入開始時間。これはシャトルの高度が40万フィート(121.9km)を切る地点で大気圏突入のプロセスの基点となる時間です。ここから機体が徐々に大気の影響を受け始めます。
§ 3:47 1st roll command to right
最初のロールを開始。シャトルは速度を落とすために大気中で大きく2回のS字カーブを描きます。これはその最初のカーブ。ディスカバリーは現在、右側に機体を傾けた姿勢で飛行をしています。
§ 3:50
現在、ディスカバリーは最も機体の温度が高くなる領域を飛行中です。
§ 3:56
姿勢制御ロケットが停止されました。ここから先は補助翼による空力制御が行われます。つまりシャトルはここから先は飛行機になります。
§ 3:57 1st right-to-left roll reversal
最初のロールリバーサル。右から左へと機体を切り返します。
§ 4:00
ディスカバリーは現在メキシコ上空。順調に飛行中です。
§ 4:03
地上のレーダーがシャトルの機影を捉えました。また、ディスカバリーがGPSによるナビゲーションを開始しました。
§ 4:07
ディスカバリーが速度や気圧などの機外のデータの収集を開始しました。
§ 4:09
カメラが機体の姿を捉えました。
§ 4:11
ソニックブーム!
§ 4:13
"Runway insigt" 着陸まで約1分、機体が滑走路に正対します。
§ 4:14 Touch down !!!
おかえりなさーい!