Garbage Collection

§ *「指を切ったので、湿潤療法を試す」の続き

キズパワーパッドを貼って5日、直っちゃった。わぉ！すごいや。

びっくりしたのは、かさぶたが出来ない、ということ。体感的には、普段の「出血が止まる」→「かさぶたが出来る」→「治る」の真ん中のプロセスをまるまる飛ばした感じ。、確かに理屈からいえば、湿潤環境下で皮膚が再生するってことは、かさぶたが出来るはずがない。確かに治りは早いし、心なしか傷口もきれいな気がする。かさぶたを剥がすのが早すぎて再出血したり、ひきつれてかゆくなったりしないのは、とてもありがたい。

というわけで、気付いたことを書いておく。

§ ***出血が多い時にはつかいにくい

中で浸出液がゼリー状に固まる、という構造上、きつく巻いて直接圧迫止血法の代わりにするのは無理。血がにじむくらいの傷なら何の問題もないけれど、血が止まらないような傷はある程度出血が止まってから使うほうがいいかも。実は今回も、貼って2日目に中で出血してどうにもならなくなって一度交換した。

§ ***傷が乾いてから使っても意味がない

あたりまえだけれど、傷口から出てくる体液をゼリー状に固めることで湿潤環境を作る。既に乾いてしまった傷口に張ると、保護層が出来るのに時間がかかる。ある程度血が止まったところですかさず貼る、というのが正しい使い方かも。

§ ***水に注意

少し水がかかるくらいなら大丈夫だけど、水仕事をすると端からすこしづつ剥がれてくる。一度貼ったら、なるべく5日ぐらい剥がさずにそのままの状態を維持するのが正しい使い方。ばんばん交換する普通の絆創膏と違って、剥がれかかった奴を使い続けることになってちょっと切ない(傷のところまで行かなければ使用上は問題はない)。

§ *Daily Clipping

§ **H2-F12の打ち上げは24日に

天候不順により再三にわたって打ち上げが延期されている、H2A12号機、情報収集衛星の打ち上げが24日に決定した、とのこと。~

ref.H-IIAロケット12号機による情報収集衛星2機（レーダ2号機および光学3号機実証衛星）の打上げ延期について(JAXA)

§ **スピッツァーが太陽系外惑星のスペクトルを始めて観測

NASAの研究チームは宇宙望遠鏡スピッツアーが観測したデータから、恒星のスペクトルからその周囲を回る系外惑星のスペクトルを分離、大気の成分を初めて直接調べることに成功した、とのこと。どうやら、豊富に含まれると考えられていた水やメタンが観測されず、チリが非常に多く含まれていることなどが分かったらしい。すげー！~

ref.NASA's Spitzer First To Crack Open Light of Faraway Worlds(NASA)

なにしろ、すぐ隣に強烈に明るい恒星がいるので、系外惑星を観測するのはとても難しい。今回は、継続的に観察し、恒星とその周りを回る天体が、地球から見て横に並んだ時と縦に並んだ時の差分を取って、惑星の大気のスペクトルだけを抽出したらしい。

§ **野生のチンパンジーが槍を使って狩りをする様子が観察された

アイオワ州立大学のJill Pruetzが率いる研究チームが、セネガルのジャングルで野生のチンパンジーが木の枝から先を尖らせた「槍」を製作し、木のうろに潜むショウガラゴを狩る様子を観察した、とのこと。~もちろんこれまで、道具を製作することは知られていたし、集団で狩をすることも知られていたけれど、道具を使って他の哺乳類を狩って食べるのが観察されたのは初めて。~

ref.Chimps Use "Spears" to Hunt Mammals, Study Says(National Geographic)~

ref.ISU anthropologist's study is first to report chimps hunting with tools(Iowa State University)

また来ました。「○×するのは人間だけじゃないぜ」ニュース。わはは！まあ、人間のまねをした可能性がないわけじゃないし、映像や画像による'証拠'がないので、疑う向きもあるみたいだけどね。

ちょっと面白いのは、群れの中でこの行動を積極的に行うのは「母親」と「子供」だというところ。ふむ、幸島の芋洗い行動を思い出すねえ。発見者は「道具の発明において雌が重要な役割を果たしていることを示唆するもの」としているけれど、この風習が群れ全体に伝わっていないことは、この行動がつい最近「発見」されたものである可能性もあるよね。