Garbage Collection


2005-01-26

§ [clip] Daily Clipping

NASA To Use Outer Planets Data Analysis Funds for Other Purposes (SpaceRef)

NASAの2004年度の予算申請のうち、外惑星の分析に使われる予定で組まれた予算について、「ごめんよ、やっぱ無しね」という内容のメールが担当者に届いている、というお話。うう、出す方も受け取る方もつらいメールだなあ。


*

Cosmic birth theory gets support (BBC)

太陽系は希薄な星間ガスやチリがゆっくりと集積して生まれたとする従来の説に代わって、超新星爆発などの残りかすが充満した濃密な星間ガス(つまり星雲ですな)の中で生まれたとする説が脚光を浴びているけれど、この新しい説を支持する結果が隕石の分析で分かったよ、というお話。隕石中で見つかった塩素36(塩素の放射性同位体)の起源として最も妥当と思われるのが、超新星爆発ないしそれによって生じた星間ガスによるものだということらしい。


*

Pilfering crab has insect's nose (BBC)

かつてヤシガニは海での生活を捨て陸へと上がり、新しい環境に適応するために陸上で使える鼻を進化させた。その鼻の構造が、昆虫のものとそっくりだったよ、というお話。つまり、ヤシガニは昆虫の鼻を再発明したことになる。これは収斂進化と呼ばれ、同じ環境下にさらされ、同じ淘汰圧がかかった結果、まったく別の系統の生物であるにもかかわらず体の構造や習性が似てしまう現象のこと。


*

Search for life signal on Titan (BBC)

タイタンで検出されたメタンは、生物由来のものじゃないか?というお話。

タイタンの地下100km?300kmには液体の水が存在しており、そこには生命がいるかも知れない、と考える学者もいるそうな。


*

NASA Mars Picture of the Day: Opportunity Rover As Seen From Orbit (SpaceRef)

マーズグローバルサーベイヤーから撮影された、軌道上から見たオポチュニティの画像。うぉ、ローバーのつけた轍まで写ってる。


*

ちなみに、国定忠治は悪代官を切って追われる身になった渡世人。飢えで苦しむ人々に食べ物や金を分け与えたともいわれている。「赤城の山も今宵限り?」は、根城にしていた赤城山を幕府に追われて降りざるを得なくなったときの台詞。