2005-01-16
§ ホイヘンスプローブ続報
ESA - Cassini-Huygens (ESA)
昨日、タッチダウンとデータの送信を成功させたホイヘンスプローブですが、ESAから次々とデータが公表されています。細かい内容はまだ分析を待たねばなりませんが、上空からの画像には川のような地形や海岸線のような地形が写っており、地表からの画像には液体に浸食されたかのような丸い岩石が写っています。
うわー、うわー、うわー。
First images from Titan (ESA)
一番上はタイタンの地表の様子。氷なのか岩石なのか分かりませんが、角が落ちているのに注目です。浸食によるものかな。
2番目は降下中の画像、高度は16.2km。まるで「海に流れ込む川」のようです。本当にメタンの海があるんでしょうか?
3番目も降下中の画像。高度は8km。丘状の部分と海岸線を挟んで平坦な海とおぼしき部分が写っている、とのことですが。え、どこ?
ESA Portal - New images from Titan (ESA)
一番上は、降下中の画像をつなぎ合わせたもの。高度は約8km。白く雲状に見えるのは、メタンかエタンの「霧」らしい。
2番目も降下中の画像。荒れた丘状の地形に溝状のパターンが走っているのが見える。画面下の暗いエリアはまるで海みたいだけれど...
下の二枚は、「地表画像」のサイズ入り画像と、同画像をカラー化したもの。写っている岩石状の物体の下部には浸食のあとが見られ、液体の存在を示唆しています。
Sounds of an alien world (ESA)
これは、タイタンの大気中で録音された音声ファイル。ごーごーいってるだけですが、これが土星の衛星で録音されたものだと思うとドキドキしますね。