2007-08-06
§ *[ssc] Space Shuttle Chronicles vol.04 : Sputnik Shock (sorae.jp)
sorae.jpでの連載4回目。アメリカの宇宙開発が抱えた大きなトラウマのお話。「スペースシャトルとは何か」を考える上でどうしても外すことのできない話題の一つです。
§ *環天頂アーク
出張先で見かけた「環天頂アーク」。たまたま科学館の職員の方々に同行していたのけれど、普段空を見慣れている彼らも驚くほどはっきり出ていた。写真は携帯電話のカメラで撮影したもの。肉眼でもほぼこの通り見えた。
環天頂アークというのは大気中の氷によって太陽の光が屈折することで起きる光学現象。六角柱の形になった氷がちょうどプリズムの役割を果たして、太陽の光を虹色に分光する。別名「逆さ虹」。普通の虹は水滴の内部で反射して戻ってきた光でできるので、太陽を背にする形で見えるけれど、環天頂アークは太陽の方向を向いて見上げた位置に、普通の虹とはさかさまの格好で見える(この写真では右下が太陽)。上空に冷たい空気があって、六角柱状の氷が形成されて、風がなく、低いところに視界をさえぎる雲がなく、太陽が高すぎず低すぎず、といった条件が重ならないと見えない。
しばらく見上げていたら、ちょうどアークの真ん中を飛行機雲を引いた旅客機が通り過ぎた。わぉ!