2006-10-10
§ *Spamコメント削除
週末の間に、過去ログが100通を超えるスパムコメントの絨毯爆撃にあっていた。
対策を講じるまでに間が開いたせいで、ここからリンクをたどって他へ流れたり、当該URLのランクを上げるのに寄与してしまったかもしれない。よそ様に迷惑をかけていなければいいんだけど...
§ *Daily Clipping
§ **[clip] Debris strike left hole in shuttle Atlantis(SpaceFlightNow)
先日帰還したSTS-116アトランティスに小さなデブリが衝突していたのが見つかった、というお話。~
ref.Micrometeoroid Orbital Debris Impact on Atlantis(NASA)
帰還後のチェックでカーゴベイ内部のラジエーターに直径2.7ミリの衝突跡が付いていたことが分かったとのこと。ただし、物体のサイズや衝突した速度は今後の調査を待つ必要がありそうです。
ある程度のサイズを超える破片はカタログ化されていて、事前に避けることができますが、今回のような直径10cm以下のデブリを防ぐ手段はありません。カーゴベイの中や耐熱タイル部分なら最悪でもISSへ避難することができますが、乗務員室のガラス(追記:ガラスは対策が施されているとのこと。コメント欄参照)や船外活動中の宇宙飛行士へのデブリの衝突は「起こらないように祈る」以上のことはできないのが現状です。
今回の衝突は、幸いなことに深刻な被害をもたらす事もなく、ラジエーターに穴が開くだけで済みました。逆に言えば、これはデブリ対策の貴重なサンプルといえるかもしれません。このデータを元にさらに調査と研究が進むことを期待します。ぜひに。
§ **[clip] Opportunity at Crater's 'Cape Verde' (Annotated)(NASA)
写るかも!と書きましたが、ほんとに写ってました。マーズ・リコネッサンス・オービターが捉えたオポチュニティの画像です。カメラのマストや轍も識別できますね。こりゃすごい。
>乗務員室のガラスや<br><br>いちおう前方のガラスはデブリを想定しています。<br>http://iss.sfo.jaxa.jp/iss_faq/faq_sts_20.html<br><br>>船外活動中の宇宙飛行士へのデブリの衝突は「起こらないように祈る」<br>ISSにはデブリシールドがありますね。船体を守るためのものですが。<br>将来は船外活動中にはデブリシールドを拡げてその中で作業するようになるかもしれません。デブリシールドのための材料が研究されているという話を聞いたことがあります。
なるほど、確かに、今回のケースはアルミ(?)に1.2cmまで貫通ということですから、強化された1.5cm〜3cm厚のガラスなら充分防げたかもしれませんね。<br>この分野はデブリの回収方法も含め、致命的な事故が起きる前に技術が進んで欲しい分野の一つです。
スパースデプリ対策と言うと、小川一水の「第六大陸」が印象的ですよね。<br>最終的にはやはり資金をどこが出すかになりそうですが。<br>また、コレでhttp://slashdot.jp/articles/06/10/15/1158219.shtml<br>議論にもなってますけど…
資金は各国が共同でお金を出し合って清掃会社でも作るしかないかもしれませんね。<br><br>あるいは、デポジット制にでもするかな。自力で回収したら返金するとか...これなら回収技術ができる前に導入できるな。お、悪くないアイディアかも。