2005-03-03
§ [clip] Daliy Clipping
Virgin Atlantic Global Flyer : Flight Tracker
燃料切れが懸念されていたようですが、ハワイを通過して、飛び続けることにしたようです。あと、もう少し!
H2Aロケット打ち上げ成功率と理科教育【埼玉県】 (livedoor)
日本のH2Aロケットの打ち上げ成功率は78%であり、欧州、中国、アメリカなどの海外の打ち上げ成功率約90%と比べて劣っている。その理由の一つとして、日本の理科教育において、宇宙への興味やロマンをかきたてられるような授業内容が不足していることが挙げられよう。
挙げられないと思います。
「みんなが宇宙のことを考えるようになれば、予算もたくさん回されるようになって、失敗が少なくなると思います!」ってことかなぁ?H2Aロケットの打ち上げ成功率が低いのは、単純に打ち上げ数が少ないからだと思いますが...。
H2Aは今回でまだ7機目。この1機種だけ、しかも開発から7機目という「技術が枯れていない」状況での成功率と、数十年にわたって打ち上げ続けているアメリカやロシアのロケット全部の成功率を比べるのはナンセンスでしょう。
たとえば、ESAアリアンVの初飛行から10機を見ると、完全な成功は7機だけ。1機はコントロールエラーで発射後40秒で爆破、残りの2機はトラブルで予定の高度に達しなかった。初期の頃なんかもっとひどくて、ロシアのプロトンシリーズやアメリカのレッドストーンは最初の10機のうち5機が失敗しています。ちなみに、レッドストーンは初の有人飛行に使われたんだけど、その前までに71回中13回失敗。アランシェパードは、成功率81.6%の機体に乗っていたんですねえ。
まあ、もう少し成功率の高い機体もあるんだけど、技術的に新しいことに挑戦した機体っていうのは最初の頃はだいたい成功率が低い。確かに、7回のうち2回失敗は決していい数字とはいえないし、失敗を正当化する理由にはならないけれど、純粋に数字だけ比べるならさほど驚くほどのことじゃないと思う。