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Jun. 2003

2003.1.17金

「煩悩。」
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このあいだ、またもや雑誌「ポピュラーサイエンス」を読んでいた。
それが1964年の英語版!骨董品や〜高く売れそう〜。
他にもPopular Mechanicsとか、十数冊ある。
父が空想わくわく科学少年だったころに古本屋で買ったのだそうだ。
いわく「あの頃は進駐軍が古本を放出してたからねえ…」
し、しんちゅうぐん…。

ところで、昔のポピュラーサイエンスは「自分で何でも作ったるでー」
という雑誌だったのですね。ふんふん、写真見てるだけでおもしろい。
と!「テレビレコーダーを作ろう」という特集が。
なんやねんそれ、と思ってよーく見ると。な、なんと!
我が愛しのテレコの写真がぁ〜(ポータブル)。

つまりこういうことらしい。昔はビデオなんか高かったから、テレビの
内容を記録しておくことができなかった。じゃあまー、音だけでも
録っちゃえー、でもってテレコも自作するじゃー、と。
…す、素晴らしい…。
しかも内部構造もなんだか見慣れたもので、買えばさぞや高いだろうと
思われるのに「こんなん作っちゃいましたー。さ、あなたにもできる!」
って書いてあるぅ〜。
作りたーい、作る〜、作らせろ〜。

…でももうきっと部品がない。しくしく。作っても置き場に困るしさ。
でもでも、テレコ…。うちにあるやりくりの山(注:一度録音した=新品でない
テープを潰して使うことを「やりくり」と言う。音質劣化は基本的にはない)
が全部使えるかと思うと…。編集はそりゃあProToolsの方が早いけど、
変な効果音作るのにはいいよなあ…。

明日にも秋葉に行きそうで怖い。
誰か私を止めて〜。

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BGM: kojima mayumi /me and my monkey on the moon




2003.1.10金

「あけおめ。」
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あけましておめでとうございます。
今年もどうかごひいきに。

もうそろそろ「音のことだけ」にこだわらなくていいのかな、とも思うんですが。
ま、書けるネタがあるうちは音のことを書きましょう。
今日はネタふたつ、短めに。

<ハイパーソニック・サウンド>
アメリカン・テクノロジー社が「音をピンポイントに届ける技術」を開発した、
という記事が「ポピュラーサイエンス」に掲載されていた。
わーお、ピンポイント!とうとうできましたか。仕組みはこう。

人間の可聴域を超える周波数帯の信号を作り出す
→高周波数の信号はものと空気中を伝わる際にほとんど広がらないが、
多少は影響を受け、新しい超音波信号が発生する
→この新しい信号が素の超音波と作用しあってビーム状に絞り込まれた
一つの可聴域を生み出す

…意味、わかります?あたしゃーいまいちぴんと来なくて。
ま、面白い物ができたということはよくわかる。でも記事にあったような、
「自販機にこれを取り付ければCMが流せる」「スーパーで棚ごとに商品のPRを
流すことができる」みたいな利用法は、かなりごめんだなあ。
そんなうるさい世界は嫌。ただでさえノイズだらけなのに。
せっかくならもっと楽しい使い道考えようよ〜。


<すちーぶん>
こないだ、Aerosmithのベスト盤を聴いていた。曲は"Dream on"。
高校生の頃この曲が好きで好きで、よく鼻歌を歌ってたものである。
それを久しぶりに聴くと。
…あ〜スティーブーン、化け物のような(失礼)あなたも昔は若かったのねえ〜。
すごーくナイーブな青年の声で、いたいけな感じー。びっくりー。
そもそも声がとても繊細。白くて艶やかで新鮮なねぎのように真っ直ぐで。
そして歌い方が真摯。ともすればベタベタ感傷的になりそうな歌詞が、
過不足なくきちんとした重さで伝わってくる。
もちろん他の曲でシャウトする時はあの顔全部を口にしてどっかーん!
この落差。
この人はやはりすごい歌い手だとしみじみ思いました。

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BGM:Aerosmith/The greatest hits



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