■ diary Log 2000 ■
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2000.12.23
もうすこし、遠いところの話をしよう。

人間の作ったもので、いまもっとも遠いところにいるのはボイジャー1号と2号。ボイジャー1号は地球から119億Km、キリン座の方向へ毎秒24kmで、ボイジャー2号は地球から98億Km、シリウスの方向へ毎秒22kmのスピードで遠ざかっている。冥王星よりもさらに遠い、太陽系の最外縁部。惑星の姿はもはや捉えることはできず、太陽はもはや最も明るい恒星として認識されるだけになっている。

実は、ボイジャーと地球との連絡はまだ絶たれておらず、星間物質などの観測を今も継続している。現在、地球との交信は160bpsのリアルタイムデータと、6ヶ月に1回の120kbps程度の記録データの送信との2種類の通信が行われている。この微弱な電波が地球に届くのに11時間かかる。

ただ、搭載した電池の電力消費を押さえるために、今後徐々に各装置のスイッチが切られることになっている。今年、すでに紫外線や赤外線を含む光学系の観測装置のスイッチが切られた。

今後の予定は以下のとおり。
2010年にはジャイロのスイッチが切られ、地球の方向をチェックするための姿勢制御が不可能になる。また、デジタルテープレコーダーのスイッチも切られ、リアルタイムデータのみでの通信になる。2016年ごろには同時に複数の機器を動かすことができなくなり、各機器をONOFFしながらの観測になる。そして、2020年ごろに搭載している電池が切れる。その前に地球との最後の交信が交わされるはずだ。

ボイジャー2がシリウス近傍を通過するのは今から約30万年後。
冬ならばシリウスを見つけるのは難しくない。オリオンのベルトを先に伸ばしたところにひときわ明るく光っている星がそうだ。さあ、外へ出て夜空を見上げ、星空へそっと手を振ろう。あのあたりに僕らが最初に送った恒星船がいる。


2002.08.24 ボイジャー1に関する記述を追加
2000.12.19
国際宇宙ステーションが、72メートルの太陽電池を広げたおかげで、シリウスとほとんど変わらない明るさになった。軌道の条件さえよければ、日没の直後と夜明け前に、音もなく天空をよぎる光が見えるはず。いま、あそこには3人の宇宙飛行士が常駐している。

大切なのは、あの光が紛れもなく人間が作ったものだということだ。300kmの彼方、虚空に浮かぶちいさな人間の大地。たとえば、フランスの飛行士が山野にまたたく家々の光と心を通じ合わせたように、ぼくらはあの光と心を通じ合うことができる。

ぼくらが、地上から見上げるあのちいさな光の中に見ているものは、たぶん、足元を過ぎていく夜の地球に点々とまたたく光の中に宇宙飛行士達が見るであろうものときっと同じだ。


それにしても、太陽電池パネルを広げたISSはとても美しい。まるで天使みたいだ。

2000.12.15
買った本

『プランと状況的行為 人間-機械コミュニケーションの可能性』
ルーシー・A・サッチマン 産業図書
"状況"系のインターフェイス論。めちゃめちゃ平たく言うと、
人間と機械のインタラクションを考えるなら、シチュエーションってのはとっても大事よねという話。これまでのAIの議論はプラン(計画)第一主義だったけれど、人間の行動は計画だけじゃ割り切れないことがあるからね、という一般人にとっては当たり前すぎることをちゃんと真面目に書いた本。
「状況に埋めこまれた学習」を読んで以来、LPPはちょっと気になっている。

『世界の知性が語る21世紀』
S・グリフィス編 岩波書店
世界の有名人が寄ってたかって無責任な未来予測というとっても楽しい本。

『未来宇宙技術講義』
スタンリー・シュミット ロバート・スプリン編 出版文化社
題名そのまま、SFまがいの未来技術を真面目に検討本
テラフォーミングに恒星間探査、スカイフックにコロニー計画...。わくわく。

『技術倫理1』
C・ウィットペック 岩波書店
技術者の倫理の話。「現場の判断」というやつの必要性と危なさについての話。前半のうだらうだらとした"倫理"の話をさくっとはしょって、お尻の事例を読んでから、前半をもう一回読むととっても面白い。明らかに構成を間違えている(ま、学術書にはありがちな間違いだけどね)。
タイトルに小さく添えられた"1"の文字がとっても気になる。シリーズ?

『ダーウィンの危険な思想』
ダニエル・C・デネット 青土社
デネット先生の進化論の本。実は原書で半分ぐらい読んだところで挫折していた。
おもしろいんだけど、重い(いや分厚いんだこれが)。


2000.11.30
CD購入
"Girl Fight"サントラ
http://www.spe.sony.com/movies/girlfight/

Blow Up Records のコンピレーション 3
http://www.blowup.co.uk/records/

どちらも、とてもかっこいい。下半期ベスト1,2を1日にしてGETという感じ。ふふ。

2000.11.15
夜明けの電車に乗って、家に帰る。
まだ、空は暗くて、風が少し冷たい。ホームには昨日帰りそこねたサラリーマンや、大きなボストンバックをひきずる女の子や、遊びつかれたカップルなんかが、みんな何故か妙に神妙な顔をして、始発電車が来るのを待っている。ぼくは、もうぬるくなってしまった缶コーヒーを少し持て余しながら、もうここにはいない君のことを、ぼんやり考えている。

ふいに、ずっと昔、小学校の頃に出し忘れた、夏休みの宿題のことを思い出す。 絵日記だったか、あさがおの観察日記だったか。

徹夜明けだけれど、もうそんなに眠くない。
ずっとモニターを見ていたせいで、視界が少しぼんやりかすんでいる。
まだ、しばらく、電車は来ない。

2000.10.27
そうはいっても、人の身体は水より重い。
静かに息を抜くと、かろうじて浮いていた身体が、
ゆっくりと水底へ沈んでいく。

息の苦しさを意識の外に押し出して、
身体の奥底にそっと耳を澄ませながら、
ゆっくりと落ちていく、
まるで眠りに落ちていくときのような、

不思議と恐怖は感じない。

水面の輝きがすこしづづ遠くなって、
まわりの青が徐々に深みをましはじめる。

このままどこまでも沈んでいけば、
いつかその見えない線を越えるだろう。

あと、もうすこしこのまま、どこまでも。


久しぶりに夢を見た気がする
2000.08.12
拝啓、どんと様。
ひさしぶりに、あなたの歌を聞きました。
弟のCDラックからこっそり引っ張り出して聞いていたのを思い出します。
もう、ずいぶん昔のことですね。ぼくは、気がつくといつのまにやら、
あれほどならないと決めていたさらりまんになっていました。

ながされて、ながされて、どこへいくやら。
くりかえす、くりかえす、いいこともやなことも。

最近、涙もろくなりました。いけませんね、なんだかどうも。

BO GUMBOS『夢の中』

2000.08.06
ウイリアム・ギブスン『ヴァーチャル・ライト』読了
やっと見つけて、やっとよんだ。
悪くない、でもこれって、ちっともSFじゃないよね。
次は『あいどる』いくか?

2000.08.07
おお、給料が入っていない。しくしく
しかたがないので出かけるのをやめて図書館へ。
認知科学系の本を借りてきて、積み上げて読む。
クーラーがないので汗を垂らしながら読書。
図書館で読めって?
いや、なんとなくダメなのよ>図書館で読書

Nature『知の創造』
Natureに載った科学コラムを集めた本。
さすがネイチャー読ませるぜ。ゆっくり読もうっと

ダニエル・C・デネット『心はどこにあるか』
デネット先生は『解明される意識』を読んでいたので借りてきた。こっちの方が読みやすい。この人の「多元的草稿モデル」はとても共感するんだけど、最期のところで「自己意識なんてものは幻想にすぎーん」って言っちゃうあたりがずるい。その幻想が何処から来るかが大事なんじゃないの、ねえ。

E・クリック『DNAに魂はあるか』
これはかの有名なクリック先生(DNAを見つけた二人のうちの一人。もう一人はワトソン先生)の本。こんな本書いてたんだ(結論からいうと「ない」という内容の本)

ジェイ・イングラム『天に梯子を架ける方法』
科学面白逸話集本。おもしろい。

ジェームズ・トレフィル『人間がサルやコンピューターと違うホントの理由』
ちなみに原題は"Are We Unique?"、タイトルの「理由」ってのはあんまりはっきり書いてない。「ぼくらは自分が意識を持ってることを知ってるよね」ということらしいが、そんなの分からんじゃん、サルだって「俺には意識があるぜ、あるぜ」と思ってるかもよ。で結論としては「コンピューターが意識を持ったとしても、それは人間の意識とは違う」ちゅーことが言いたいらしい。あほちゃうか? 当たり前やんそんなん。
複雑系が云々っていう何処かで聞いたような意識論が展開されてちょっとうんざり。

しかし、どれもこれも誤解を呼びそうなタイトルばっかり・・・。

2000.07.27
曰く、「便所の落書」
曰く、「空っぽの洞窟」
わかってないなぁ
だからこそ、ぼくらはここでつぶやくのに。

踊らされてるのを知っていれば、
もう少しうまく踊れるはず、
もっと楽しく踊れるはずだ。
2000.07.25
トップページに裏口を追加
2000.07.24
柳沢賢一郎 『コンピュータはそんなにエライのか』洋泉社 新書Y
いや、なんていうか、ある意味素晴らしい本。
コンピューターを触ったことがある人なら必読。
そこらのへたれた解説本何かよりよっぽど刺激的。

インターネットは「受動的発信」のメディアじゃなくて
「能動的受信」のメディアだよね。あそこまで書いていて
何で気づかんかな。

いまさらバーチャルとリアルを区別してみたり、
ピアトゥーピアのメディアと比べて批判してみたり、
すてきだ、素敵すぎる。
2000.07.23
bk1に注文した本が届く
ケビン・ケリー 『ニューエコノミー勝者の条件』
はっきりいって、かす、ただのビジネス書じゃん。
つまらん。一瞬で読了
(必殺、お仕事モード高速斜め読み)

他にも注文した本があったはずだけど・・・。
どーなってるんだbk1、連絡もなしか?
2000.07.21
世界の終りマンガ
鈴木志穂 『船を建てる』
芦奈野ひとし 『ヨコハマ買い出し紀行』
宮崎駿 『風の谷のナウシカ』

カタストロフィーではなく、
失われたものへの静かな郷愁だけが淡く残る。
そういうマンガがけっこう好きだ。だから宮崎は3番目。

『AKIRA』 とか 『EDEN』 とか他にも色々あるけれど、
ベスト3ならこの三冊この順番。
2000.07.20
ケビン・ケリー 『複雑系を越えて』読了
原書の出版が古い(1990)なのでどうかと思ったが、
けっこういける、なかなか刺激になった。
でも、日本語のタイトルが悪すぎるよ。
原題は"Out of Control"
実は原書は全文がWEBで公開されている。
http://panushka.absolutvodka.com/kelly/5-0.html
2000.07.15

夢をみていた、
こどものころ、いつも遊んでいた裏山の夢。
幼稚園にはいるころから、昼といわず夜といわず、
あそびまわっていた場所だ。

夏のしめった土の匂いや、冬の枯れ草の匂い、
草っ原の湧き上がるような暑さ、
木の一本一本、道の曲がりくねりの一つ一つまで。
てのひらや足の裏が、あのときの感触を思い出している。
耳があのときの音を聞いている、
肺があのときの空気を吸い込んでいる。

目を覚ますと、ぼくは泣いていた。
かなしくもなく、くやしくもなく、
ただぼろぼろと、涙だけが流れおちた。

2000.07.14 一ヵ月ぶり・・・m(_ _)m
アラン・ソーカル&ジャン・ブリクモン 『「知」の欺瞞』<
あはは、これ面白い。かなり笑える。
ほんのちょっとでも哲学かじった人は必読。
でも、今も哲学やってる人は、読まない方がいいかも。
やる気なくすよ、きっと。

近藤房之介 『I'm on my way up again』
おやじ、どんどんカッコ良くなるなあ。
髪短くなってるし、茶髪だし。
9曲目の"Someone Like You"なんてゾクゾクくる。

Ron Trent 『MixTheVibe : RonTrent "Urban Afro Blues"』
久しぶりに、てくの。かけっぱなしにしとくにはいいね。

高橋昌一郎 『ゲーデルの哲学』
久しぶりに、てつがく(?)。かなり良書、読了。
2000.06.13
『フューチャーマチック』ウィリアム・ギブスン
久しぶりにギブスン先生を読んでみようと思ったら、3部作の3作目だった。じゃあっていうんで、1作目の『ヴァーチャルライト』を探しにいったら、どこにもない。
なぜだ? 角川文庫には入ってるはずだ、もう絶版なのか? あいかわらず早すぎるぞ、角川書店。(ちなみに『あいどる』は文庫新刊で出てた)
2000.06.12
今日は特別な日だったが(というほどのものでもないが)。
頭では分かっていても、ちっとも感じ入るところがなかったのは何故だろう。
昔はそうでもなかったのにねえ。
2000.05.29
心の本職(http://www.age.ne.jp/x/actasape/
の忙しさにかまけて、いきなり更新をサボってました。
とりあえず終わったので更新再開(なのか本当に?)

from Bookmark
Failure Is Not An Option http://www.genekranz.com/
あの、ジーン・クランツの公式WebSite
って、分からないか。
『アポロ13』でエド・ハリスがやってたNASAのフライトオフィサー(本人)
タイトルが決まりすぎ

2000.05.09
最近読んだ

『鯨は食べていい』 小松 正之 宝島新書
「鯨は保護されるべき希少生物」だと思っている人は読んだ方がいい。 当事者だけに、文体がちょっと感情的なのは気になるところだけど。 (ちなみに、ぼくは名前が示すように生まれたときから捕鯨推進派) 捕鯨については、そのうちエッセイに書くつもり

『クリスタルサイレンス』 藤崎慎吾 朝日ソノラマ
なんだか、ハードSFのふりをした甘口SFじゃないかこれ。

『グッドラック』 神林長平 早川書房
うーん、前作の「人間おいてけぼっち戦争」のほうが好きだ。
もっとストイックなSFが読みたい。

『経済ってそういうことだったのか会議』
佐藤雅彦/竹中平蔵 日本経済新聞社
佐藤雅彦はなんとなく嫌いだったんだけど・・・
この本は面白い、少なくとも新聞の経済欄が読みたくなるぐらいには。

『考える「もの」たち』 ニール・ガーシェンフェルド
作者の意図とは違うかも知れないが、
MITのメディアラボが変人の集団だということがとても良く分かる。
でも、ネグポンの書くものよりはよほどいいよ。


現在の積んどく

『チーズとうじ虫』カルロ・キンズブルク
『サイエンス21』カク・ミチオ
『哲学問題としてのテクノロジー』室井尚 講談社選書メチエ

2000.05.02
綾戸智絵『LOVE』
つい、楽しそうに歌っている歌手は好きになってしまう。
ちょっと前なら近藤房之介とか、最近ならPUSHIMとか。
綾戸智絵はめちゃくちゃ楽しそうだ。
しかも、とんでもなくうまい。

一押しは8曲目 "Leaving On A Jet Plane"
2000.05.01
「舞台美術みたいに戯曲と演出家に縛られてものを作って楽しいですか?」
「インスタレーションや個展を開いて、自由にものを作ればいいのに」

舞台美術というのは一つのロジックだと思う。なんなら力学と言い替えたっていい。舞台美術は世界を作ることだ、なんていう人もいるけれど、舞台装置だけでは世界は絶対に完成しない。舞台という世界の中で破綻のないロジックを舞台美術というフィールドの中で組み上げる、それが装置屋の仕事だと思う。

そして、その世界のへりのところでひらひらとダンスを踊るのはとても楽しい。これ以上やったら世界が破綻する、というぎりぎりのところでロジックを組み立てる。そのロジックは演出家や役者、照明、音響のロジックと競合し、反発し、絡み合って複雑な世界をつくる。 世界をつくるっていうのは早々単純なものじゃない。たぶん戯曲や演出家が一人でやったら何の緊張感もない、単純でつまらない世界にしかならない。法則だけで出来上がったようなのっぺりした世界にしかならない。

舞台屋は照明や音響がそうであるように、舞台という世界について強烈な影響力を持っている。たとえば、舞台屋は柱のデザイン一つで、あるひとつの世界をゆがめることができる、そのゆがみをコントロールできる。

ぼくは、そういうゆがめるべき世界のないところに何かを作りたいとは思わない。

Kさん、これで答えになりますか?
2000.04.23
トマス・ハリス 『ハンニバル』上下 読了
ジョディ・フォスター、蹴ったか・・・、蹴るだろうなあこれは。
アンソニー・ホプキンス受けたか、
どっちかっていうとそっちが不思議だよなあ。
前作の方が好きっていうと、そこで話が終っちゃうからなあ。
面白いんだけどね。
『多重人格探偵サイコ』の方が面白いと思うぞ、個人的には。
2000.04.19
最近、Bob DyranのMr.Tanbrin-manが頭のなかをぐるぐる回っている。

ねえ、ミスタータンバリンマン。一曲やっておくれよ。
まだちっとも眠くなんかないし、もう行くところもないんだ。
ミスタータンバリンマン、一曲やっておくれよ。
しゃんしゃんって鳴らして、朝になったら、君について行くからさ...

にやり、と笑うタンバリン男が目に浮かぶようだ。

にやり。
Libretto復活記念
ただの更新履歴じゃないかという声に気を弱くして、"new"と言うタイトルでご まかしていたが、テキストがまとまるのを待っているとやたらと更新が遅くなる ので、"diary"復活。
ここ数日の分をUP
そのうち、また体裁を変えるかも知れない(うう、また弱気になってる)
2000.04.17
なんとなく、岡野玲子の『陰陽師』を引っ張りだして読む。
しかし、なんていうか"セクシー"なまんがだね、これは。
2000.04.16
臓器移植に関する個人的見解

結論から言うと、僕はドナーカードにはしばらくサインをしない。
このカードは、本人よりむしろドナーとレシピエントの家族や知人に、
とても残酷な選択を強いることになる。
「自分の代わりに誰かが助かる」これはとても美しい行為だと思う。
だけど、現状ではこれが「一人を殺して一人を生かす」になりかねない。
この両者の間は、今はまだ、あまりに微妙であいまいだ。

揺れ動く死の定義がもう少し安定して、
誰もが脳死を人の死だと納得できるようになるまで、
僕はたぶん、ドナーカードにはサインをしない。

もし仮に、あなたがサインをしたドナーカードを差し出して、
僕にサインを求めるなら、僕は喜んでサインをしよう。
そして、あなたのために生命維持装置のスイッチを切ろう。

やがて、その瞬間本当にあなたがそれを望んでいたのかどうか、
僕は繰り返し繰り返し自分に問いかけるだろう。
僕は罪悪感にさいなまれるだろうか、
それでも誰かが助かったのだからと自分を納得させるのだろうか、
あるいは、あなたが望んだのだからと納得するのだろうか。

僕がその苦しみを味わうのは構わない。
あなたが望むならば、僕はその覚悟をしよう。
でも、僕のために誰かがそれを味わうのは嫌だ。
僕はドナーにはならない、そのかわり臓器の提供も受けない。
それが僕の今の選択。

死と言うのは本人の問題ではなく、常に残された人の問題だ。
そのことを忘れるべきじゃないとおもう。

載せるかどうか迷ったけれど、まあいいでしょう
ここ最近少し気になっていて、本を読んだりしていた
これには異論がある人も沢山いるだろうなあ
そのうち手直しして[essay]に入れるつもり
2000.04.15
「僕らは」彼らの話はいつもそういう語り出しで始まる。
それに答えて同じように「僕らの場合は」と答えようとして、
ぼくはいつも、少し躊躇して「僕の場合は」といいかえる。
自分には「僕らの時代」なんて言える時代はなかったし、
きっとこれからもないだろう。
かつて「時代」とよばれた何かは、
多様化し、細分化し、日々の日常の中に溶けて消えた。
彼らは、それを不幸なことだと言ったが、僕はそうは思わない。
2000.04.14
仕事帰りに中古CD屋で衝動買い。
Bluce Springsteen "Greatest Hits"
Patty Smith "Dream of Life"
なんでいきなりアメリカンロックなんだろう?
それも「労働者系」、ついこのあいだまでテクノだったのに。
(パティスミスは労働者系じゃないか)
2000.04.13
今日劇団関係者に舞台装置のラフ画像を公開。
今回は試みに「今回の舞台のキーワード」も発表してみた。

舞台をデザインするときには
いつも「キーワード」を決めることにしている。
不安になったり、迷ったりしたときに拠り所にするため、
「OK、OK、まだ大丈夫」というためのネタみたいなものだ。

今回のキーワードは「隙間」と「エッジ」
物理的な意味でも、抽象的な意味でも今回はこの二つがキーワード。

あとは、劇場でのお楽しみ。
劇団天使エンジン
http://www.age.ne.jp/x/actasape/
2000.04.01
verseに2点追加。
去年の今頃書いて、ハードディスクのこやしになっていたもの。
公開しようかどうしようか迷ったけれど、酔った勢いでUP。
2000.03.30
思うところあって、いきなり本名公開。
あまり信じてもらえないが、勇魚は本名。
2000.03.29
しばらく使っていたLibretto70の液晶が壊れてしまったので、がくっと文章を書く量が減ってしまった。修理するより買ったほうが安いんだよね、しくしく。
今日の更新はちょこっと、誤字の修正といいまわしを変えただけ。
2000.03.27
サイト公開。
友人に教えたら、さくっとリンクを張られてしまったので、公開することに、 もう少しあっためておこうと思ったのだが・・・
まあ、いいか。


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